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【desknet'sNEO】旧desknet'sからdesknet's NEOへのデータコンバート注意点について

皆さんこんにちは  

nakamuraです。

desknet's NEOを昨年リリースし、早いもので1年を迎えました
この1年でたくさんのユーザー様がdesknet'sからdesknet's NEOへ
お乗換えくださり、心より感謝いたします

今回は、実際にdesknet'sのデータをdesknet's NEOへコンバート(変換)する際の
注意事項についてご紹介します



まずは、全体の流れについてですが、
下記へ、簡単にまとめましたので、ご覧ください。


<desknet's NEOへのコンバート手順>
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1 サーバー環境の確認
移行先または、現在のサーバOSが、desknet's NEOに対応していることを
確認します。 
>>サーバー動作環境


2 最新バージョンの適用
移行元のdesknet'sを最新バージョン(V7.2J R1.0以上)にアップデートします。
 ※V7.2JR1.0以上である必要があります。
>>アップデートモジュールダウンロード
 

3 desknet's NEOのインストール
desknet's NEOのインストールサーバーにdesknet's NEO本体をインストールします。 
>>desknet's NEOのダウンロード
※RedHat/CentOS 32bit環境の方はこちら

4 データのコンバート
desknet's NEO データコンバートツールをインストールし、移行元のdesknet'sの
データをdesknet's NEOに移行します。  
>>データコンバートツールダウンロード
※RedHat/CentOS 32bit環境の方はこちら
>>コンバート手順はこちら

5 動作確認
 移行されたdesknet's NEOは、最大60日間の試使用状態で利用できます。
その間、旧desknet's環境も引き続き利用できますが、データ移行後に登録・
変更した情報は、desknet's NEO環境には反映されませんのでご注意ください。
 

6 お客様コードの取得・キー申請
desknet's NEO用のライセンスキーの申請を行います。

desknet's NEOにログインしお客様コードを取得し、ライセンスキーを申請して下さい。
>>ライセンスキー申請


7 ライセンスキー登録
発行されたライセンスキーをdesknet's NEOに登録します。
(ご申請頂いてから1営業日以内にメールにてお送りいたします)

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ここからは、上記コンバート手順において、
注意すべき事項についての補足をします。


1 サーバー環境の確認 
では、desknet's NEOへ移行する際の、
サーバの買換えが必要かどうかを判断します。

既存サーバOS等がdesknet's NEOに対象外の場合は、
リプレイス時期にあわせ、入換えをご検討ください。
また、サーバを入換えても、クライアントPCのブラウザによっては、
desknet's NEOをご利用いただけない場合がありますので、
予めクライアント動作環境をご確認ください。
>>クライアント動作環環境はこちら


3 desknet's NEOのインストール では、コンバートを行うサーバの
ディスク容量をご確認ください。

データコンバートでは、コンバート元となるdesknet'sのデータは
一切更新・削除は行いませんが、コンバート先となるdesknet's NEOに
同サイズのデータが作成されますので、サーバーの空きディスク容量を
十分に確保したうえでコンバートを実施してください。

予め、不要データを削除しておくことで、コンバート時間の短縮にもなります。

[FAQ:よくあるご質問]
 desknet's NEOへのデータコンバートにどのくらい時間がかかりますか。
 http://www.desknets.com/neo/faq/result/765/


4 データのコンバートでは、コンバート後のエラー内容について解説します。
コンバートの手順については、こちらをご覧ください。

エラーは、データに破損や欠落している場合、文字列のサイズオーバーなどの
場合に表示されます。

まず、コンバートツールをダウンロードし、機能のコンバートが完了しますと、
以下のような「コンバート実行結果」画面が表示されます。


conv06 (1).gif



各機能の右端にある「今回」をクリックすると、コンバート結果として、
詳細ログが表示されます。

ログの出力内容については以下の通りとなります。


---------------------------------------------------------------- 

①                           ②      ③

2013/02/15 12:13:01.187 [INFO] 管理者設定、利用者名簿、個人設定機能の移行の前準備を開始します。

2013/02/15 12:13:01.187 [INFO] 会社情報 移行の前準備を開始します。

2013/02/15 12:13:01.187 [INFO] 会社情報 移行の前準備が終了しました。

2013/02/15 12:13:01.203 [INFO] 共通設定 移行の前準備を開始します。

2013/02/15 12:13:01.203 [INFO] 共通設定 移行の前準備が終了しました。

2013/02/15 12:13:01.203 [INFO] 個人設定 移行の前準備を開始します。

2013/02/15 12:13:01.515 [INFO] 個人設定 移行の前準備が終了しました。

2013/02/15 12:13:01.515 [INFO] メニュー設定 移行の前準備を開始します。

2013/02/15 12:13:01.531 [INFO] メニュー設定 移行の前準備が終了しました。

2013/02/15 12:13:01.546 [INFO] 組織メニュー設定 移行の前準備を開始します。

2013/02/15 12:13:02.406 [INFO] 組織メニュー設定 移行の前準備が終了しました。

2013/02/15 12:13:02.406 [INFO] メールサーバー設定 移行の前準備を開始します。

2013/02/15 12:13:02.453 [INFO] メールサーバー設定 移行の前準備が終了しました。

①ログ出力日時 このログが出力された日時です。

②ログ種別 このログがどういった内容なのかを
[INFO]、[WARN]、[ERR]の3種類で出力します。

[INFO]
コンバート処理の進行状況などが出力されます。

[WARN]
コンバート処理にて、欠落したデータや、サイズオーバーによる文字列カット等が
実施された場合に出力されます。
処理結果が「×」となっておらず、また失敗の件数表記がO件になっていなければ
問題なく移行が行えておりますのでそのまま継続可能です。

[ERR]
コンバート処理で、欠落したデータ(添付ファイル等)がある場合に出力されます。
この内容は、コンバート継続可能なものもありますが、desknet's NEOを運用す
る上で、不都合が発生しますので、本ログが出力されている場合には、
必ず詳細をご確認いただきますようお願いいたします。

③ログ詳細 実際の処理内容です。コンバート対象となっているデータの名称や、
欠落したデータの情報、エラーとなったデータの詳細などが出力されます。

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この中でも、多いエラーをピックアップしてみました
注意が必要なものと、そうでないものがありますので、
ひとつの基準として見てください。


【特に影響のないエラー】
 
1) 整合性制約エラーが発生しましたが処理を続行しました。
→既に削除されたユーザーやデータで過去に紐付けられていたデータが
desknet's NEOにコンバートする際には不要となった為、コンバートする
必要がない際に表示しているメッセージとなります。

2) 他ユーザーToDoの登録に失敗しましたが処理を続行しました。
→整合性制約エラーの影響により記録されているメッセージとなります。

3) 重複エラーが発生しましたが処理を続行しました。
→同じシステムIDで登録されたデータが存在した為、2重で登録せず処理を
続けているメッセージとなります。
※通常同じシステムIDで登録されるデータは存在しないはずですが、
複数のブラウザで同じユーザーが同時ログインされていたり、登録時の
ダブルクリック等で同じデータが登録された事が考えられます。

4) 該当レコードなしエラーが発生しましたが処理を続行しました。
→既に削除されたユーザーやデータで過去に紐付けられていたデータが
desknet's NEOにコンバートする際には不要となった為、コンバートする
必要がない際に表示しているメッセージとなります。

5) ファイルの読み込みに失敗しました。
添付ファイルの複写に失敗しました。
→紐付けられたデータまたは添付ファイルが存在しない際に表示される
メッセージとなります。コンバート処理を続行しますが、desknet's NEOでは、
添付ファイル欄に「消失」が表示されます。


【確認が必要なエラー】

1) 文字コード不正エラーが発生しましたが処理を続行しました。
→該当のデータで文字化けが発生していたため、データがコンバートされず
切り捨てられたメッセージとなります。
元データの更新を行って文字化けを解消してから再度コンバートすることで
エラーが解消されるかと存じます。

2) [*****]の値が桁数オーバーとなるため、[XXXX] 文字でカットして登録しました。
→文字列が長すぎたため、desknet's NEOで登録可能なサイズにカットした
メッセージとなります。コンバート処理を続行しますが、中途半端な文字列と
なっていますので、コンバート完了後、データをご確認下さい。


そのほか、コンバートを行う際、元となる「desknet's」と、コンバート先の
「desknet's NEO」の仕様上の違いによる制限がありますので、
コンバート前に必ずご確認ください。

▼データコンバート制限事項
http://www.desknets.com/neo/download/doc/convert/conv_limit.html


いろいろと、注意事項を書いてきましたが、
desknet's NEOのコンバートは、難しい作業ではありません。
エラーも必ず出るものではありません。
注意すべきところだけ、気をつけてもらえれば、
スムーズにお乗換え作業を行えるかと思います


それでも、移行作業に不安な方は、desknet'sNEO移行セミナーも
定期的に開催していますので、是非ご参加ください。

[セミナー情報]
 http://www.desknets.com/neo/seminar/?seminar_customer_cat=b


ではでは

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